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2019年3月17日 (日)

iCloudメールをMyMail5で受信する

ここでは、iCloudメール(メールアドレスが ~@icud.com となっているメール)をWindows用画面読み上げソフト PC-Talker 対応のメールソフト MyMail5 で受信する方法を紹介します。

作業は、iOS機器が、iPhone7(iOS12)、Windowsパソコンは、Windows10(PC-Talker10)、MyMail5の環境で行いました。

また、ここで紹介した「操作手順」については、 津郷 晶也 (Akinari Tsugo) 氏の Outlook に iCloudメール を 設定する 方法 - galife を参考にさせていただきました。

概要

MyMail5の設定では IDとパスワードを入力するのですが、このパスワードには、「App用パスワード」というものを利用する必要があります。

この「App用パスワード」を取得するためには、「2ファクタ認証が有効であること」が条件になります。

「2ファクタ認証」というのは、Appleが提唱する「2段階認証」のことです。

例えば、iCloudにサインインする時に、IDとパスワードに加えて、本人が指定する機器にApple側から送られてくる「確認コード」も併せて入力しないとサインインができない、というものです。

そのため、万が一、第三者にIDとパスワードが流出してしまった場合でも、個人情報が流出する事態は避けることができます。

しかし、このようにセキュリティが強化されると、安全は保証されますが、反面、操作が多少煩雑になってしまいます。

ですので、この辺を十分に考慮して、設定を行っていただきたいと思います。

目次

ア.「2ファクタ認証」を有効化

イ.App用パスワードを取得

ウ.MyMail5の設定

ア.「2ファクタ認証」を有効化

2ファクタ認証は iPhone から設定を行います。

以下の手順は iPhone 上での操作です。

【操作手順】
  1. 「設定」→「ユーザー名」と開く。
  2. 「パスワードとセキュリティ」を開く。
  3. Apple IDのパスワードが求められるので、パスワードを入力。
  4. 「パスワードとセキュリティ」画面が開くので、「2ファクタ認証を有効にする」を選択。
  5. 「続ける」を選択。
  6. 信頼できる電話の「電話番号」を入力し、「SMS」に忘れずにチェックして「次へ」を選択
  7. SMSに確認コードが送られるので受信したコードを入力。
  8. iPhone のパスコードを入力して完了。

以上で 2ファクタ認証 が有効化されます。 

注)iPhone にパスコードが設定されていない場合、手順 4.で「2ファクタ認証を有効にする」を選択すると、パスコードの作成が求められます。

パスコードは初期設定では6桁の数字になっています。

パスコードとして任意の6桁の数字を入力します。

パスコードを設定すると、電源を入れたり、スリープを解除するたびにパスコードの入力を求められます。

パスコードの作成を終えると、2ファクタ認証の設定画面へ移りますので、手順 5.「続ける」を選択 へ進みます。

イ.App用パスワードを取得

「2ファクタ認証」が有効化されたら、続いて「App用パスワード」を取得します。 

【操作手順】
1.Appleアカウントの管理 を開いて ID と PASSWORD でサインイン。
注)この場合、NetReader ではうまくサインインできないようです。
Internet Explorer など、NetReader 以外のブラウザをご利用ください。
2.iPhoneに表示される2ファクタ認証の承認画面で「許可」を選択
3.iPhoneに表示された確認コードをAppleアカウント管理画面に入力
4.「セキュリティ」にある「App用パスワード」の「パスワードを生成...」を選択
5.パスワードのラベルに任意の名称を入力
6.表示される「App用パスワード」をメモする。

ウ.MyMail5の設定

MyMail5で iCloud メールを受信できるように設定します。

【操作手順】
1.MyMail5 を起動し、環境→複数アカウント→新規作成と進み、「アカウントの設定」画面を開く。
2.表示されているメニューから「手動設定」を選び Enter。
3.「メールサーバーの種類の選択」画面で「IMAP」を選択し、「設定を続ける」ボタンを Enter。
4.メールアドレス(例:xxxxx@iCloud.com)を入力。
5.メールの差出人名を入力。
6.ユーザ名(通常は、iCloud メールアドレスのアカウント名の部分)を入力。
7.パスワード、上記「イ.App用パスワードを取得」で取得したパスワードを入力。
8.「サーバーの設定」で Enter。
9.受信サーバー(IMAP)として、以下を入力。
imap.mail.me.com
10.送信サーバー(SMTP)として、以下を入力。
smtp.mail.me.com
11.受信サーバーのポート番号として、以下を入力。
993
12.「受信で SSL接続を使う」という項目にチェック。
13.送信サーバーのポート番号として、以下を入力。
587
14.「送信で SSL接続を使う」の項目にチェック。
15.「SMTP認証を使う」という項目にチェック。
16.「OK」ボタンで Enter。
17.「設定完了」で Enter。

 

以上の操作で、iCloudメールをMyMail5で受信できるようになります。

【ご注意】

1.パソコンを再起動したりすると、上記「イ.App用パスワードを取得」で取得したパスワードは消去されます。
パソコンを再起動した場合には、上記「イ.App用パスワードを取得」を再度行って新規にパスワードを取得してください。

2.iPhoneで受信したメールをWindowsパソコンでも受信できるようにするためには、iPhoneでGmailアカウントを設定し、iCloudメールの代わりにGmailを利用するという方法も有効かも知れません。
iPhoneでGmailアカウントを設定し、iCloudメールの代わりにGmailを利用するという方法については、iPhoneでGmailを設定・送受信する方法 | iPhone Waveをご参照ください。


【追記】

2019年03月22日に、MyMailの開発元の「高知システム開発」から、「GmailをMyMailでお使いの方へ」というお知らせがありました。

それによると、

  1. MyMailⅤでGmailをIMAP形式で利用している場合、Google規約の変更により、4月1日以降、メールの送受信ができなくなる可能性があること。
  2. 当座の対応策として、POP形式でアカウント作成をすることで、メールの送受信が可能になること。
  3. 併せて、Gmailの設定で、「安全性の低いアプリ」の許可を行うようにすること。

ということでした。

そこで、POP を使用して他のメール クライアントで Gmail のメールを読む - Gmail ヘルプを参考に、POP形式でのアカウント作成を行い、

安全性の低いアプリからのアカウントへのアクセスを許可する - Google アカウント ヘルプを参考に、Gmailの設定で、「安全性の低いアプリ」の許可を行ないました。 

【追記その2】

3月29日付で、MyMailの開発元、高知システム開発から、高知システム開発 「GmailをMyMailでお使いの方へ」というアナウンスがありました。

それによると、

----- 一部引用

前回(3月22日)のお知らせでは、4月1日以降に送受信が出来なくなる恐れがあることをお伝え致しました。

この度、調査した結果、4月1日以降にも送受信が出来ることを確認致しました。

----- 引用おしまい

ということのようです。

MyMail5でIMAPを利用していても、4月1日以降も、送受信には問題がないようです。

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